2006-08-16 ■ ものことコラム そうだ、障子をはりかえよう!と父が言い動き出した。 相変わらすマッサージ機の上で本を読み、うとうとしていたあたしは てきぱきと行動する父を横目に見て、よくやるよなぁ なんて感心していた。 結局手伝うハメになり、暑い中せっせと障子をはがした。 障子をはり終えるまでにあたしの里帰りの時間は終わった。 鞄に荷物を詰め、 まだはり終わっていない障子を眺めながら 生まれ育った家をあとにした。 あたしが去ったあと、きっと父は黙々と障子をはる。